ヒュンダイ・モータースポーツは、今季WRC最終戦となるオーストラリア戦のラインナップを発表。ティエリー・ヌービル、アンドレアス・ミケルセン、ヘイデン・パッドンの3台エントリーとなる。
ラリーGBはドライバーからの支持も高いグラベルイベント。チームはWRC参戦4年目をコンペティティブなリザルトで終えることを目指す。
GB戦はダニ・ソルドを加えた4台体制での参戦を発表しているが、ヨーロッパから離れたオーストラリアに向けては、ロジスティック面で負担が大きいことを理由に3台エントリーとなるという。
ヌービルは昨年のオーストラリア戦でポディウムに上がっているほか、2013年は2位に食い込んでいる。ミケルセンは、昨年の最終戦のウイナー。パッドンは、ヒュンダイ・モータースポーツから参戦しているこの3年、オーストラリアでは連続でトップ6でのフィニッシュを果たしている。母国ニュージーランドからも近いオーストラリア戦には、地元からの熱狂的なファンやサポーターも応援に駆けつける。
チーム代表のミシェル・ナンダンは「4台でエントリーできれば理想的だったが、ラリーオーストラリアでのロジスティックは複雑なため、4台体制を敷くことができなかった」とコメント。
「オーストラリアのグラベル戦では、最大限のチャンスを得ることができると感じられるクルーの組み合わせを基準に決定を下した。ティエリーは、昨年、ヒュンダイにとってオーストラリアでの初めてのポディウムをマークした。その時に勝ったのは、アンドレアスだった。ヘイデンも、このラリーでは年々、成長を続けている。来年、強さを発揮できる土台を作るために、シーズンの最後を最もコンペティティブな形で終えたい。それが目標だ」