全日本ラリー選手権第8戦「第45回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2017 Supported by Sammy」は、10月14日(土)に5カ所のスペシャルステージ(SS)を走行し、福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX)が、2位の勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)に3.7秒の差をつけてトップに立った。
優勝候補のひとりだった新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が、SS1でパンクを喫して早々に脱落。ウエットが残る難しいコンディションでトップに立ったのは福永だった。「なんとかトップで帰ってこられましたね。御嶽(SS4)は少し頑張り過ぎて、何度かマシンをぶつけてしまいました(笑)。それでもベストタイムを獲れて良かったです。明日は天候も悪くなりそうだし、まだ読めない展開が続きそうです。自分としてはこのままのペースをキープして、勝ち切りたいですね」と、笑顔を見せた。
タイトルに王手をかけている勝田は、「とにかく生き残ることが大切」と語り、2位をしっかりキープ。「思ったよりも御嶽での走りは悪くなかったです。タイヤも良かったので、タイムをまとめることができました。2位というポジションは上出来です。明日もこのままのペースでいくつもりです」と、慎重に言葉を選んだ。
勝田から19.0秒差の3位には奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)、4位に鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)が続き、SS1で遅れた新井は5番手まで順位を挽回している。