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フォルクスワーゲン、EVレースカーでパイクスピークに復帰

©VOLKSWAGEN

フォルクスワーゲンは、2018年のパイクスピーク参戦を視野に、電気自動車の全輪駆動プロトタイプレーシングカーを製作していることを発表した。開発を担当するフォルクスワーゲン・モータースポーツは、電気自動車としてのコースレコード更新を目指すという。現在の電気プロトタイプでのコースレコードは、2016年に米国のリース・ミレンがe0 PP100でマークした8分57秒118となっている。

この新たなモータースポーツプロジェクトは、フォルクスワーゲンが電気自動車で世界のリーディングメーカーになろうとする変革プロセスの一環。同社は2025年までに、23モデルの電気自動車を発売する計画だ。

「パイクスピーク・ヒルクライムは、世界で最も有名なカーレースのひとつ。壮大なチャレンジに挑むことになるので、最新技術の対応力を証明する絶好の舞台とも言える」と語るのは、開発責任役員のフランク・ヴェルシュ博士。
「我々のEVレーシングカーは、革新的なバッテリーと駆動テクノロジーを搭載する。パイクスピークで究極なまでの負荷を与えることにより、今後の開発に役立つ重要な発見をもたらし、我々の製品や技術を披露することもできる」

フォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクター、スベン・スミーツは「パイクスピークでのレースは、我々にとって新たな始まり。今回初めて、オール電気のEVレーシングカーを製作する」と語る。
「また、このプロジェクトは、新たなモータースポーツ活動にとって、重要な節目となる。我々は、この壮大なチャレンジに、文字通り電気が走るくらい興奮している」

フォルクスワーゲンが最後にパイクスピークに参戦したのは1987年で、この時はツインエンジンのゴルフで、あと一歩のところでフィニッシュを逃している。
「今こそ、雪辱を晴らす時だ」とスミーツ。



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