WRCアルゼンチンのSS1は、2台同時に走行する6kmのスーパーSS。3kmの特設サーキットをそれぞれ2周ずつ走行する。
2台同時走行のペアは、それぞれに魅力的な対戦カードが組まれた。
・プライベーター対決
マルティン・プロコップ(フォード)vsミカル・コシューツコ(MINI)
・若手対決
アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン)vsティエリー・ヌービル
・フォードvsシトロエン
マッズ・オストベルグ(カタールMスポーツ)vsダニ・ソルド(シトロエン)
・元フォードのチームメイト対決
ミッコ・ヒルボネン(シトロエン)vsヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン)
・シトロエン時代のチームメイト&永遠のライバル対決
セバスチャン・ローブ(シトロエン)vsセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン)
そんななかでトップタイムを刻んだのはオジエだった。直接対決でローブに2.2秒差をつけて、まずは首位に立つ。「ラリーのスタートは明日だ。でも、このステージは心から楽しめたよ」とオジエ。
208T16でのパイクス参戦を発表したものの、アルゼンチン前のグラベルテストを行わず不安を抱えていたローブは、「それにしてもすごい観客だね。オジエは本当に速かった。いいステージだったけど多くのミスをしてしまった、いつもはこんなにないんだけど……」と悔しさをにじませる。
2番手は1.9秒差のソルド。以下、3番手ローブ、4番手ラトバラ、5番手ミケルセン、6番手ヒルボネン、7番手オストベルグ、8番手ヌービルと続いている。
【SS1後暫定順位】
1:S.オジエ 4:42.1
2:D.ソルド +1.9
3:S.ローブ +2.2
4:J.ラトバラ +3.8
5:A.ミケルセン +3.9
6:M.ヒルボネン +4.2