ポロR WRCのセッティングに苦しんでいたヤリ-マティ・ラトバラだが、アルゼンチンではフォードでの経験をもとにポロR WRCを自分のものにしつつある。
ラトバラのポロR WRCには、前戦ポルトガル以来小さなアップデートが施され、ポルトガルでは今季初の3位表彰台を獲得している。
「ポルトガルで自信を取り戻し始めた。コーナーでどれくらいプッシュできるか、どれくらいコースに留まっていられるかを感じ取って理解できるようになってきた」とラトバラ。
さらに、アルゼンチンではデファレンシャルを変更して臨んだ。それが予選でさっそく効果を見せた。
「ポルトガルでは、ブレーキに少し苦しんで、デファレンシャルをアップデートしてここに来たら、以前のマシン(フォード・フィエスタRS WRC)により似た動きになった。ブレーキング時にコーナーに深く突っ込むことができ、ホイールもそう簡単にはロックしない。そのことが私に自信をもたらしてくれる。予選でいい感触を感じることもできた」