2000年からウェールズの首都カーディフを拠点として開催されてきたラリーGBが、本拠地をこれまでのカーディフから180km北上したフリントシャーのディーサイドに移転することになった。イベントのセレモニアルスタートは、コンウィの街中で、フィニッシュは近郊のスランデュドウノで行う。
ラリールートはコンパクト化され、ステージのほとんどはウェールズで長年ラリーに使用されている林道となる。さらにナイトステージや、観戦重視のステージも復活。観客動員を強化するために、チケットの値段も抑えめにするという。
「WRC最高の一戦というだけでなく、2013年の最終戦にふさわしいラリーを作り上げるために、チームやファンの要望に耳を傾けた」とラリー主催者のチーフエグゼクティブ、アンドリュー・コーは語る。
「拠点を変更することで、ウェールズ伝統の林道を使えるようになるほか、リバプール、マンチェスター、ミッドランズといった大都市からのアクセスも簡便になるなどアドバンテージが多い」