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ERCアゾレス、クビカ脱落の後はやっぱりコペッキー

 

 FIAヨーロッパラリー選手権(ERC)第4戦、ラリーアゾレスは、4月27日、全19SSの予定を終了し、チェコチャンピオンのヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアS2000)が優勝した。
 2010年のアゾレスでは、首位に立っていながらクラッシュでリタイアしたコペツキーにとって、国際レベルのグラベルイベントでの優勝はこれが初めて。今季3勝目となり、選手権争いでのリードを広げた。

 2位はプジョーラリーアカデミーのクレイグ・ブリーン(プジョー207S2000)、3位にはアゾレスチャンピオンのリカルド・ムーア(シュコダ・ファビアS2000)が続いた。

 序盤首位に立っていたロバート・クビカ(シトロエンDS3 RRC)は、SS11の転倒で8番手まで後退した。修復作業は多岐に及んだが、幸いエンジンにダメージはなかったため、無事に最終日をスタート。サードベストタイムを1回マークするなど懸命な追い上げを見せ、最終的に9分19秒1遅れの6位でフィニッシュを果たした。

 プロダクションカップは、イタリアのアレッサンドロ・ブルスケッタ(スバルWRX STI R4)、2WDカップは最終ループ前のサービスでオルタネーター交換を敢行したハンガリーのゾルタン・ベッセニー(ホンダ・シビックタイプR3)がそれぞれ制した。



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