ERC第4戦ラリーアゾレス(ポルトガル領アゾレス諸島サンミゲル島拠点、グラベル)に出場していたロバート・クビカは、4月26日に行なわれたレグ2のSS11で総合6番手を走行中に横転、大きく遅れを喫することになった。
クビカはこの日、前日に引き続き総合トップを快走。ところがSS8で濃霧に見舞われ、プッシュすることができず6番手までドロップし、SS11では横転という憂き目に遭った。
「右コーナーで失敗してしまった。道はとても狭く、クリップについたもののオーバーステアでアウト側に膨らみ、バンクに乗り上げて横転だよ。マシンの挙動が予測できなかった。霧も出ていたし、それほどプッシュはしていなかったんだけれどね。予想よりもずっと道は滑りやすく、バンクが固くてダメージを受けてしまった。ステージを走り切って少し修理を施し、なんとか戻ってくることができた。難しい1日だった」
このアクシデントでクビカのシトロエンDS3 RRCは左フロントサスペンションを破損したものの、レグ2最終ステージのSS12がキャンセルになったこともあり、遅れながらもサービスに帰還することに成功した。クルーふたりにケガはないもよう。
これでクビカは首位から5分10秒遅れの総合8番手となっている。ラリーはシュコダ・ファビアS2000のヤン・コペッキーがトップ。プジョー207S2000のクレイグ・ブリーンが13.1秒差で総合2番手につけている。