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世界RX南ア:初開催のケープタウンを制したのは新王者クリストファーソン

©FIAWorldrallycross.com

世界ラリークロス選手権は今季最終戦となる第12戦のファイナルが11月12日、南アフリカ・ケープタウンのキラーニーインターナショナルサーキットで開催され、すでに今季タイトルを決めているヨハン・クリストファーソンが初開催イベントを制した。

「チームズタイトル、ドライバーズタイトルを決めて、さらに最終戦で勝利を飾ることが出来て、最高の締めくくりになったよ」と語るクリストファーソンは、今季7回の勝利を重ねた。
「チームは今年、本当に必死で取り組んできた。ポディウム10回は、チームの努力の結果。もちろん世界RXの記録を更新できたこともうれしいが、タイトルを獲得できたことは信じられないほど特別なこと。今週もいい内容だった。セミファイナルではスローパンクがあったが、ファイナルでは立ち上がりがよく、前にスペースができた時はティミー(ハンセン)やマティアス(エクストローム)との差を詰めることができたし、タイヤもうまく使いこなすことができた。この思い出に残るシーズンを過ごせたことを、みんなに感謝したい。2018年、またフォルクスワーゲンで戻ってくることを、心から楽しみにしている」

ファイナルの2位にはティミー・ハンセンが入り、チーム・プジョー・ハンセンがチームズ選手権でEKSを抑えて2位を獲得した。
「この週末は、今シーズンで最高の出来だったし、予選で2回勝ったことも含め、とてもいい内容で終わることができた」とハンセン。
「プジョーのために優勝を持ち帰りたかったし、かなりいいところまで迫った。ファイナルでは全力を尽くしたが、ヨハンをかわすためには、最初のラップでのロスが多過ぎた。マシンは一年を通して素晴らしかったし、今回のコースでは特にいい走りができた」

ドライバーズ選手権争いでは、昨年王者のマティアス・エクストロームがこのファイナルで3位に食い込み、ペター・ソルベルグをかわして2位を決めた。
「自分が上にいる時もあれば、誰かの後ろにいる時もある。今日は、ヨハンが勝利にふさわしい走りをしていたし、世界タイトルについても同じことが言える」とエクストローム。
「世界RXは、誰もが全力を尽くして戦うレベルに到達した」

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一方、わずかな差でPSRXの完全制圧を逃したソルベルグは、ファイナルを4位でフィニッシュ。ドライバーズ選手権では、エクストロームに5ポイント差の3位での締めくくりとなった。
「銀メダルを獲れなかったことは、もちろん少し残念」とソルベルグ。
「でも、自分たちの成果には誇りを持っている。ヨハンは今年、たくさん記録を更新したし、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのチーム全員が必死で戦ってきた。この週末、そして今年はみんなに感謝してもし尽くせない」

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中間リザルトでトップに立っていたケン・ブロックは、セミファイナルでも2番手につけたが、マシンの重量不足が判明したことで失格となった。

セバスチャン・ローブはセミファイナルに進出したが、最終ラップでリタイア。選手権争いではソルベルグに続く4位でシーズンを終えた。チームメイトのハンセンが13ポイント差のシリーズ5位で続いた。

世界RX南ア ファイナル結果
1. J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI) 4:23.751
2. T.ハンセン(プジョー208) 4:24.669
3. M.エクストローム(アウディS1) 4:26.702
4. P.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI) 4:27.168
5. T.シェイダー(フォード・フィエスタ) 4:29.189
6. K.ハンセン(プジョー208) DNF



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