難関グラベルのポルトガルでスマイロフ/ルソフ組が
激戦のWRC2でポイント獲得
2013年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリーポルトガルが4月11~14日、ポルトガルのファロで開催されました。広いステージと狭くテクニカルなステージを組み合わせたポルトガルのグラベルラリーは、タイヤの摩耗が激しいことでも有名で、2010年は通常のグラベルラリーよりも40%以上も摩耗したというデータも残っています。
今年はリスボンでのスーパーSSの設定が変更になり、ラリーカーの後にクラシックカーも登場するなど、観客向けの演出も工夫されました。また最終日には、52.3kmに及ぶロングステージが新たに登場。計15SSの総走行距離は386.73kmでの戦いが展開されました。
毎年のように波乱が起こるこのイベントにSUBARU勢からはカザフスタンのアーマン・スマイロフ/アンドレイ・ルソフ組、アルゼンチンのマルコス・リガト/ルーベン・ガルシア組がグループN仕様のSUBARU WRX STIでWRC2部門にエントリーしました。
今季からS2000車両と統合されたWRC2には、今回19台が出走し激戦を極めました。タイヤをいたわりながらの走行を強いられる難しいコンディションを、安定したパフォーマンスで走り切ったスマイロフ/ルソフ組はクラス10位でのフィニッシュを果たし、今季二度目となるポイントを獲得しました。リガト/ガルシア組は、ポイント圏内に一歩及ばず、クラス12位でのフィニッシュとなりました。
なお、WRC2ノミネート外で出場したユーリ・プロタソフ/クルダー・シック組は総合22位で完走しました。
※SUBARUのN4クラスで出場する選手を対象にしたSUBARU CHALLENGE AWARDの受賞者は次の通りです。
1位 アーマン・スマイロフ/アンドレイ・ルソフ Driver / Co Driver
2位 マルコス・リガト/ルーベン・ガルシア Driver / Co Driver