ラリーオーストラリア、デイ2終了後の各ドライバーからのコメント。ヤリ‐マティ・ラトバラに20秒遅れの3位で2日目を終えたオィット・タナック。今季はここまで全戦でポディウムに上がっているMスポーツからの最後の参戦で、チームにポディウムを献上したい思いを吐露した。
*()内は総合順位の前日比
[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC
■ティエリー・ヌービル/総合首位(↑)
■ヘイデン・パッドン/総合5位(↑)
■アンドレアス・ミケルセン/SS10でリタイア
「本当にガッカリしている。勝って素晴らしい形でシーズンを終えるはずだったのに、自分のミスでチャンスが消えてしまった。ニューリーのスタートから2kmくらい、オーバークレストの右コーナーで膨らみ、バンクにかなりハードにヒットした。リヤしかパンクしていないと思っていたが、すぐにフロントもだと分かった。スペアを1本しか車載していなかったので、これでおしまいだった。9割方いい内容だったが、運は今日は自分たちに味方してくれなかった。それでも、ティエリーがトップに立ったので、チームのために栄誉を勝ち取ってくれることを祈っている」
[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC
■ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合2位(↑)
「午前中は湿っていて、ウエットのところさえあったので、ソフトタイヤが間違いなく正解だった。午後は乾き始めてきたが、サービスを出発する直前になって、小雨が降っているところもあるという情報を得た。4本ともハードで行く予定だったが、この情報のため2本をソフトに変えた。そして、その情報の通りだった。ロングステージの序盤と終盤は湿っていた。マシンのバランスにはいいフィーリングが得られなかったが、それでもいい一日になったし明日が楽しみだ。唯一、ステージが1本、橋がダメージを受けたためにキャンセルになったのは、自分たちに向いているステージだと思っていたので悔いが残る」
■エサペッカ・ラッピ/総合9位(↑)
「今日は走行順がトップで、トリッキーな1日だった。グリップを判断するのが本当に難しくて、グリップレベルは常に変化していた。正確なタイヤチョイスを行うことが、今日は最も重要なことの一つだった。ほとんどで選択を誤ってしまったが、それには理由があって、ソフトタイヤが残っていなかったのと、明日のパワーステージにフレッシュを残しておきたかった。だから戦略的な判断だったし、今はできる限り多くの経験を積むことに専念しているので、いい勉強になった」
[MスポーツWRT]
フォード・フィエスタWRC
■オィット・タナック/総合3位(↑)
「全体として、昨日よりも格段にポジティブな一日だった。マシンのフィーリングもすごくよくなったし、自信とドライビングを向上させることができた。午後は大プッシュをして、ポディウム圏内に戻れたのはよかった。明日もトリッキーなステージがあるので集中を続けなくてはならないが、チームのために今回もポディウムに上がってこの一年を終えられたらいいね」
■セバスチャン・オジエ/総合6位(↑)
■エルフィン・エバンス/総合8位(↑)
「今日も厳しい一日となった。ここのステージは楽しめているが、アタックできるだけのトラクションが得られず、満喫はできていない。それでも全部のステージを走り切れたし、ノートを修正できたことは将来につながる」
[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC
■クレイグ・ブリーン/総合4位(↑)
■ステファン・ルフェーブル/総合7位(↑)
■クリス・ミーク/SS12後にリタイア