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WRCオーストラリア:カッレ・ロバンペラ、史上最年少でWRC2優勝

©Red Bull

WRCラリーオーストラリアでは、唯一WRC2部門にエントリーした17歳のカッレ・ロバンペラが、総合でも12位に入る大健闘を見せ、史上最年少でのWRC2優勝を果たした。

Mスポーツのプリペアによるフォード・フィエスタR5で参戦したロバンペラ。WRC2部門のライバル不在のラリーでは「競技はそれほど良くはなかったけど、素晴らしい経験になった」とコメントを寄せた。

ロバンペラは10月1日に17歳の誕生日を迎え、10月2日に運転免許取得のためのドライビングテストに合格。25日後のラリーGBでWRCデビューを果たした。ラリーオーストラリアの参戦はもちろん初めて。現地入りの前には、何も想像ができなかったという。

「長距離のフライトは、これまでに1回しか乗ったことがないけど、9歳の時だったからあまり覚えていない」とロバンペラ。「オーストラリアは、未知の国」
ラリーでは時差にも苦しめられたようで「オーストラリアはとても楽しめたが、唯一時差だけは5日間も続いた。朝早く目が覚めてしまうのは気にならないが、午後になるととても疲れてしまい、力が出なくなってしまった」

それでも、総合12位、WRC2トップでのフィニッシュを果たした。
「WRC2の史上最年少ウイナーになれたのはうれしい。この記録は、しばらく破られないと思うよ」と語るロバンペラは、17歳50日で勝利を手にした。
「ペースにはとても満足している。他のラリーでの、R5のトップと総合首位との差を見ると、自分たちの差もそれほど変わりがない。ハッピーだよ」

Red Bull

「スタートの前、シドニーで1日を過ごした。動物園に行った時はよかったが、ラリー拠点のコフスハーバーでジャングルのようなところに行った時には、初めてヘビを見た。自分は野生動物は気にならないが、コ・ドライバーのヨンネ(ハルッツネン)は、小さなクモを見つけただけで叫んでいたよ」

そのハルッツネンは、これだけ若いドライバーの横に座る気分は、という質問に「彼はとても大人。スマホでゲームをしている時もあるが、とても才能のあるドライバーだ」と答えている。

今後の参戦予定についてロバンペラは「まだ分からないが、できれば7、8戦に参戦して、その後(2019年に)全戦参戦できたらいいね」



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