APRCのオフィシャルメディア、APSM.tvは、クスコレーシングが製作、ニュージーランドのマイケル・ヤングがドライバーを務めるトヨタ・ヴィッツR1BのAPRC参戦を「トヨタが国際ラリーの舞台に戻ってきた」と大々的に報道、熱烈な歓迎をアピールした。
ヤングが駆るヴィッツの初参戦は、5月17-19日にニュージーランドで行われるラリーオブワンガレイ。その後、オーストラリア、マレーシア、日本、12月のタイ(アジアカップのみの開催)に参戦する。
クスコレーシングと共にAPRC参戦に乗り出すTRDのプランニング&プロモーションマネージャー、河野誠は「2012年のラリー北海道でトヨタ・ヴィッツを登場させたことが成功裏に終わり、TRDはクスコレーシングと共にAPRCの挑戦へ乗り出すことをとてもうれしく思う。APRCで戦うことで、ヴィッツの開発を促進させ、今後さらにコンペティティブなラリーマシンに仕上げていけると思う」とコメント。
ドライバーを務めるヤングは、2011年からクスコレーシング製作の車両でAPRCに参戦。昨年は、番場彬と最終戦のラリー北海道までジュニアカップタイトルを争った。
「新しいマシンの開発に関われることは素晴らしい機会だし、新しいチャレンジ。APRCのイベントはそれぞれ路面やコンディションが異なるので、セッティングを決めていくのも勉強になる。開幕戦は母国イベントでもあり、これまでのグループNプロトン・サトリアネオとヴィッツとのタイムを比較するいいベンチマークになる。ワンガレイのステージは速度域が高く、ウェイトレシオに対して充分なパワーを持つヴィッツとは相性がいいはずだ」と豊富を語った。
なお、APRC参戦に関してヤングはタイヤサポートとしてダンロップから供給を受ける。