シュコダ・モータースポーツは2018年のワークスドライバーの顔ぶれを発表。14年に渡りシュコダ・ワークスを牽引してきているベテラン、ヤン・コペッキー、2017年のWRC2チャンピオン、ポンタス・ティデマンドに加え、21歳のオーレ・クリスチャン・ベイビーとユッソ・ノルドグレン、17歳のカッレ・ロバンペラと、いずれも注目の若手を起用した。
若手3人が挑むのはWRC2で、34歳のコペッキーはチェコの国内戦に専念する。ティデマンドのプログラムは、明確にはされていない。
昨年同様、チームは各ドライバーの参戦イベントについて詳細を明かしてはいないが、WRC2は全13戦中、カウントされるのはベスト7戦のみとなっており、チームメイト同士でポイントを食い合うことを避ける必要がある。シュコダの参戦イベントの決断を複雑にさせているのはロバンペラの年齢で、2018年10月1日に18歳の誕生日を迎えるまでは参戦が不可能な国も多い。その時点で、シリーズはまだ3戦を残すことになる。
シュコダの広報によれば「こうした理由により、昨年同様、ドライバーラインナップは、ラリーごとに決めていく」という。
一方、ティデマンドは意味深なコメントを残しており「競技はこの上なく厳しく、どのラリーでもより多く、新しい経験を得ることができ、将来にとって重要なことだ」と語っている。
「WRCで毎戦参戦するシートを確保することはもちろん自分のターゲットだが、2018年はそれ以上にシンプル。シートはない。自分は相応の力量があると思っているし、自分にとって今の最善の方法は、自分が成長を続け、シュコダのような勝てるチームでWRC界での存在感を示すことだ」
(Martin Holmes)