WRCに登録している4チームは、モンテカルロラリーに向けて、それぞれ新マシンでのテストを開始している。
ヒュンダイは2017年のラスト2戦で2018年向けのボディワークを既に披露していたが、テストの様子からマシンの細部変更が見て取れる。
フランスのアルデシュでテストを行ったMスポーツは、エルフィン・エバンスがテストするマシンに、まったく新しいカラーリングを施すサプライズ。レッドブルのデザインを全面に押し出し、Mスポーツのモチーフは見当たらず、フォードオーバルとミシュランのロゴだけが確認できた。
もう一つ注目なのは、フォルクスワーゲンが行ったポロGTI R5のテスト。1月11日に英国バーミンガムのオートスポーツショーでは、2018年型WRカーの最終バージョンが最終カラーリングで登場することが予想されている。
FIAのWRCスポーティングレギュレーションでは、マニュファクチャラーズ選手権への登録締め切りが12月22日と規定されており、偶然にもモンテカルロラリーのエントリー締め切りと同日。Mスポーツ勢の、2018年の公式チーム名のニュースが待ち遠しいところだ。FIAリジョナル選手権のスポーティングレギュレーションは、まだ発行待ちとなっている。
シュコダ・ワークス入りが発表されたばかりの17歳の若手、カッレ・ロバンペラのマネージャーを務めるティモ・ヨウキは、ロバンペラは2018年のWRC2では少なくとも6戦に参戦が可能だと語っている。シュコダのプログラムが公式にスタートするのは第3戦メキシコからだが、ヨウキはロバンペラにはトニ・ガルデマイスターが率いるTGSから旧型のシュコダでモンテカルロに参戦することを認めてもらえるよう、目指している。
フィンランドのスポーツニュースに掲載されたインタビューでは、ヨウキは当初目指していた2018年の英国選手権にロバンペラが参戦するチャンスはなくなったと語っている。2018年の同選手権は、多くのイベントがWRCの開催日と重なっているためだ。
(Martin Holmes)