プジョーは、先日のニュルブルクリンク24時間レース参戦に引き続き、208でのパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムへの参戦を発表した。ステアリングを握るのは、セバスチャン・ローブだ。
リリースによれば、“プジョー208T16パイクスピーク”と名づけられたマシンは、最高峰カテゴリーであるアンリミテッドクラスにエントリー。カーナンバーは208が与えられたという。パートナーにはトタル、レッドブル、ミシュランを迎え、そしてドライバーにはローブという最強の布陣で挑む。
ローブの参戦については、シトロエンがプジョーの打診を快諾しての実現となったという。
今回の発表について、プジョーブランドCEOのマキシム・ピカは次のように語っている。
「昨年、耐久レースプログラムの終了を発表した際、プジョーは将来のワークス活動の扉を閉じてはいないという姿勢を明らかにしました。プジョー・スポールはその直後から可能性のあるプロジェクトをリストアップし、そのなかにパイクスピークも含まれていたのです。我々が目指すものは、もちろん優勝です。この場を借りて、偉大なるチャンピオンの参戦を快諾してくれたシトロエンに感謝を伝えたいと思います。シトロエンのサポートは、PSAプジョー・シトロエングループの結束の強さを象徴するものです」
プジョーは1987年に205T16(写真はアンドレア・ザヌッシ)でパイクスピークに参戦するも、アウディ・クワトロのバルター・ロールに僅差で敗れ2位を獲得した。しかし、続いて405をベースとした405T16で参戦、1988年にアリ・バタネンが、1989年にはロビー・アンサーが勝利を飾っている。
パイクスピークは、6月30日にアメリカ・コロラド州で開催される。