プジョーは、新たに開発した「208GTiプジョー・スポール」で2013年のニュルブルクリンク24時間レースに挑戦することを明らかにした。プジョーは208 GTiレーシング・エクスペリエンス・プロジェクトのため、ヨーロッパ中から8人のドライバーを選出、5月19〜20日の本戦に向けてVLNに出場し経験を蓄積する。
208GTiプジョー・スポールの参戦するクラスはSP2T(1600cc、ガソリンターボ)。2012年はRCZレーシングカップでクラス優勝を果たしており、今年もクラス優勝の本命として名乗りを挙げた格好だ。208T16、208R2、208レーシングカップでの開発経験を活かし、短期間で設計、製作された208GTiプジョー・スポールは、2月末にシェイクダウンを終えているという。
公開されたカラーリングはこれまでのT16やR2と同じく、過去のプジョーワークスを彷彿とさせるレインボーカラーに彩られ、ボディサイドには「GTi IS BACK」と書かれている。
全幅は1820mmまで拡大し、リヤウイングはVLN規定に合わせた幅1400mmのものを装着。排気量は量産モデル同様1600ccの直噴ターボだが、パワーは300馬力まで引き上げられており、990kgの軽量な車体と相まって高い運動性能を発揮するという。