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Mスポーツ・フォード、WRC 2戦にブライアン・ブフィエを起用

©ERC / Gregory Lenormand / DPPI

Mスポーツ・フォードは、2018年WRCのラリーモンテカルロとツール・ド・コルスの2戦に、ブライアン・ブフィエをサードドライバーとして起用することを発表した。

シリーズでも、特殊性の高いイベントとして知られるモンテカルロ戦とコルシカ戦だが、ブフィエはこの2戦での経験を豊富に持っており熟知していることが高く評価された。

ブフィエはこれまでに、モンテカルロ8回、コルシカは7回参戦し、両イベントで優勝も経験している。この伝統の2戦が待ち受けるチャレンジングなコンディションに関する理解も深い。IRCに参戦していた2011年に、モンテカルロ総合優勝というラリードライバーなら誰でも夢見る栄光を手に入れた。3年後、WRCでは2度目のモンテカルロ勝利に迫り、セバスチャン・オジエに続く2位に入っている。2013年には、ERC戦として開催されたツール・ド・コルスも制覇。激戦の中、トリッキーなコンディションとなった最終日を、見事なタイヤ戦略で攻略した。

こうした要素を鑑みたMスポーツは、モンテカルロ連覇に向けて起用を決めたとしている。

ブフィエは「夜さえ短く感じるよ。こんな素晴らしいマシンをドライブすることになり、夢の中ではもう何kmもフォード・フィエスタWRCで走っているんだ」と興奮を隠しきれない。
「正直、自分があのマシンをドライブする機会は、テストでさえ得ることはないだろうと思っていたから、本当にワクワクしている。マルコムやMスポーツと一緒に仕事をするのは、いつでも喜びにあふれているし、2017年にあれだけの成功を収めたチームとまた一緒に取り組めることを、心から誇りに思う」

「モンテとコルシカはまったく違うイベントだが、どちらも大好きなイベント。シーズンの2つのフランス戦だ。母国戦を走るのはいつもうれしいが、この新しいマシンなら、なおさらだ。自分の計画は、リラックスして楽しむこと。チームのためにマニュファクチャラーズポイントを獲得できたら、さらにうれしいね!」

M-Sports

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Mスポーツの代表マルコム・ウィルソンは「ブライアンがラリーモンテカルロとツール・ド・コルスで乗ってくれるのは、素晴らしいこと。これらのイベントでは、彼の経験に太刀打ちできる者はいない」と期待を寄せる。
「カレンダーの中でも最も特殊性の高い2戦であり、コンディションやタイヤ選択が勝負の鍵を握ることも多い。タイトル連覇を目指す我々にとって、ブライアンの経験はまたひとつの武器になる」



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