国内外でレース活動を展開しているバースレーシングプロジェクト(BRP)は、2018 年新型ホンダ・シビック・タイプR(FK8)で国内ラリー選手権に参戦することを発表した。
2011年からレース活動を開始した三重県拠点のBRPは、スーパー耐久シリーズではST-5クラスで4年連続タイトルを獲得し、2017年からはアウディRS3 LMSでST-TCRクラスに参戦。海外ではドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースで2016年にSP3クラス優勝、2017年は同2位を獲得している。ラリーに関しては、2016年から日本国内のラリー選手権に試験的に参戦を始め、2017年の全日本選手権最終戦新城ラリーでは、オープンクラスでの優勝を果たしている。
今回のシビック・タイプRでの参戦については、現行の新型モデルを使用することから、制御系(ECU)の解析をはじめ、ロールケージや足まわりについてもメーカー各社と協力しての開発が必要となり、多くの困難な課題が山積しているというが、実戦に投入しながら開発を進め、シーズン後半にコンペティティブなマシンに仕上げることを目指すという。
当面は、ターマックラリーにスポット参戦して開発を進め、その後グラベルラリーにも投入を予定しているとのことだ。