WRCプロモーターは、英国のバーミンガムで開催中のオートスポーツ・インターナショナルにて2018シーズンのローンチイベントを行い、2018年よりスタートする「WRC All Liveサービス」を発表した。
シリーズ史上初めて、各戦の全SSでライブ中継を行う。さらにSSのほか、オープニング、ポディウムセレモニー、記者会見、ドライバーのサイン会も中継し、各戦の中継時間は25時間を超えるという。一方で、これまで展開してきたライブストリームやWRCのTVスタジオからの専門家による解説、ニュース速報、インタビューなども継続していく。
新サービスを発表したWRCプロモーターのマネージング・ディレクター、オリビエ・シースラは、このプロジェクトを「先駆的な取り組み」と呼んだ。
「WRCのファンは今後、ラリーの週末、いつでも中継を目にできる選択肢を得ることになる。いつどこにいても、好きなステージを選んで見ることができる」
膨大な数の固定カメラや車載カメラ、ヘリコプター、ドローンを投入し、100人規模の製作チームを形成することで、スウェーデンの凍てつく森から灼熱のサルディニアまで、究極のコンディションをコンマ秒差で戦うWRCトップドライバーの激戦を、迫力満点で伝えていくという。
WRC All Liveサービスは、www.wrcplus.comから視聴することができる(英語のみ)。
「WRC+を使うことで、いつでもどこにいても、あらゆる端末でAll Liveを見ることができる。デスクトップPC、ノートPC、スマートTV、スマートフォン、タブレットでもね」とシースラ。
「ファンは、すべてのステージを逃さずに、ライブやオンデマンドで視聴することができるし、インタラクティブプログラムにより、各デイの情報を得ることができる」
WRC All Liveは、1月25日(木)に行われるWRC開幕戦ラリーモンテカルロの開幕2SSから始まる。
「このシステムは、ジャーナリスト、チーム陣営、ラリー主催者、そしてWRCで働くセーフティ委員にとっても、大切な新しいツールとなるだろう」
WRC All Liveには、既存のライブマップ、独占オンボード動画、オンデマンドのデイリーハイライトなどの人気コンテンツも含まれ、毎月8.99ユーロまたは12ヶ月で89.99ユーロで、www.wrcplus.comから視聴申し込みをすることができる。
また、現在WRC+を契約している視聴者は、WRC All Liveにアップデートすることができる。2月のラリースウェーデンまでにWRC ALL Liveにアップグレードした視聴者の中から、5月のWRCポルトガル戦でMスポーツのフォード・フィエスタWRCに同乗できるチャンスが与えられるという。