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イブ・マトンが、2012年からチーム代表を務めてきたシトロエン・レーシングを離れ、2月7日からFIAのラリーディレクターに就任することになった。ヤルモ・マホネンの後任として、FIA各選手権、スポーティングコミッションと連係するマネージメントの責任者として、あらゆるレベルのラリーやクロスカントリーの戦略ビジョンの責任を担う。
ベルギー出身、50歳のマトンは、出身地であるフイで開催されるコンドロスラリーに、WRカーでレギュラー参戦してきた。シトロエン・スポールでロジスティック・マネージャーを務めた後、プライベートチームの運営で活動するようになり、自身の会社、MYレーシングを結成。クロノス・レーシングではチームマネージャーとして活躍した。
その後、シトロエン・レーシングに戻り、WTCCの業務にも就いている。当時は、ラリー界の将来について、FIAのビジョンにおいて深刻な混乱が生じていた。
(Martin Holmes)