WRCへの参戦を断念、今季はラリークロスへの参戦を明かしたペター・ソルベルグ。ヨーロッパ選手権へは全戦参戦してタイトルを狙うフルプログラムとなることを改めて発表し、その意気込みを語った。
「何でも半分なんてやらないよ」とソルベルグ。「全開でやることを考えた時、ラリークロスなら僕に合っていると思った。今季は見どころも満載だし、僕のチームもそこに貢献したいね」
ラリーを始める前はラリークロスで経験を積んでいたソルベルグ。今回、ラリークロスで使用する600馬力のシトロエンDS3は、3月31日の開幕に向けて現在製作中だ。「この15年間は300馬力のマシンでの参戦だったから、その2倍のパワーがあるマシンで走れるなんて、うれしくなっちゃうね!」
今季のヨーロッパラリークロス選手権では、国際的なスポーツメディア企業、IMGがプロモーターに就任。露出度も格段に高くなるという。
「彼らはどうやって見せるかを熟知している。今季は5戦がテレビで生中継される。そのうち3戦はノルウェー、スウェーデン、フィンランドで開催されるんだ。だからこそ、僕が参戦するのに最適だと言えるんだ」
WRCで「ハリウッド」の愛称を与えられるほど、国際的にも知名度の高いソルベルグが参戦することでも、同シリーズは非常に盛り上がりを見せている。今季のカレンダーは、3月末の英国戦を皮切りに、ポルトガル、ハンガリー、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、フランス、オーストリア、9月ドイツまで9戦で構成されている。