ラリーモンテカルロ、デイ2終了後の各ドライバーからのコメントをまとめて紹介する。アンドレアス・ミケルセンがデイリタイアを喫し、ティエリー・ヌービルが後退と、ヒュンダイ勢を悪夢が襲う中、唯一ポディウム圏内につけているダニ・ソルド。エサペッカ・ラッピ、ヤリ‐マティ・ラトバラが僅差に迫るなか、残り2日間もポジションキープを目指すことを宣言した。
*()内は総合順位の前日比
[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC
■セバスチャン・オジエ/総合首位(=)
「今日は、そう悪くなかったし、一日を終えて首位に立っているのはいつでもいいものだ。でも、確かに午後はベストではなかった。スピンしたあとにディッチにはまって40秒近くをロスした。抜け出すのに手を貸してくれたみんなに、感謝しなくてはならない。あれがなければ充分なリードがあったので、残念だ。これで、オットと戦わなくてはならなくなったし、差は小さい。ミスができる余地は一切ないので、明日は最初から全力で挑み、クレバーにタイヤをチョイスしなくてはならない」
■ブライアン・ブフィエ/総合7位(↑)
■エルフィン・エバンス/総合8位(↑)
[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC
■オィット・タナック/総合2位(↑)
■エサペッカ・ラッピ/総合4位(=)
■ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合5位(↑)
[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC
■ダニ・ソルド/総合3位(=)
「大変な一日だった。最初のループはあまり強い走りができずタイムもロスしたが、午後はコンディションが悪化した。雨でコンディションがトリッキーになり、フロントガラスからの視界も悪かった。最後のステージはグリップがかなり得られたので、マシンのフィーリングもよかった。3位争いは接戦なので、明日はポジションを維持するためにベストを尽くす」
■ティエリー・ヌービル/総合9位(↑)
「今日最初のステージからパンクに見舞われ、かなりタイムをロスした。その後は、かなりいい一日になった。木曜日が終わった時点よりも、格段に満足しているよ! クリーンに慎重な走りで、できる限りポジションを上げることだけを目指す。雨と泥でコンディションは最悪だし、しぶきで視界も悪い。今日最後のSS8はマシンの動きがよく、自分たちも楽しめるようになった。今、総合9位だが、この後の2日間で何が起こるか分からない。トップ5か6でのフィニッシュは狙える」
■アンドレアス・ミケルセン/SS3フィニッシュ後にデイリタイア
「SS3が終わってすぐ、バッテリーの電圧が低いことを知らせる警告が出た。マシンを止めてチェックし、オルタネーターにトラブルが起きていることが分かった。SS4まであまり時間がなかったので修復する時間がなく、デイリタイアするしかなかった。幸い、土曜日はラリー2規定で再スタートすることができるが、2018シーズンの滑り出しとして願っていた状況ではない。残りのステージはマシンの経験を積むことに費やしていく。まだターマックでは、いいフィーリングを見つけなくてはならないからね。この週末、残されている戦いはパワーステージだけだ」
[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC
■クリス・ミーク/総合6位(↑)
「ラリーの残りは雪が予報されているが、もし降れば事態はかなり変動すると思うので、自分たちのいい方向に向かってくれるといいね! 完璧ではないが、午後はマシンのフィーリングがよくなってきたのでうれしい。特に雨や泥が出ていて、グリップレベルが低いからね」
■クレイグ・ブリーン/総合10位(↓)
「午前はブレーキトラブルに見舞われた。これまで発生したことがなかったが、これでこのループが崩れた。午後はかなりよくなり、特にSS7のタイムはよかった。上位に追いつくのはかなり難しいけれどね。明日も厳しい戦いになるので、このコンディションでの自分たちの強みを最大限に活かしたい」