ミッコ・ヒルボネンが2月25日、フィンランドの展示場で、自身が所有するクロスカートマシンで、時速140kmをマーク。室内走行でのギネス記録を更新した。
それまでの記録は、米国の倉庫でタナー・ファウストが保持していた時速139.98kmで、560馬力のフォード・フィエスタのラリークロスマシンだった。一方、今回ヒルボネンが記録更新に使用したスピードカー・エクストリーム・クロス・/カートは、スズキ製750ccエンジンを搭載。150馬力だが、車重はわずか312kgだ。会場となったヘルシンキエキシビションセンターの床は、研磨されたコンクリート製でパワーを出すのが難しいが、それでもヒルボネンはファウストの記録を時速0.2km上回った。
「正直言えば、散歩するようなお気楽気分だったのだけど、予想よりもキツかったよ。トラクションを得るのに一苦労だった」とヒルボネン。「僕のクロスカートをセットアップするために懸命にがんばってくれたチームに、心から感謝するよ。本当にコンペティティブなカートだ。少しファインチューニングを加えれば、もっと速くなるよ!」