2012年のパリモーターショーに登場した208 TYPE R5が、3月のジュネーブショーでまた新たな一歩を踏み出すこととなった。208 TYPE R5は新たに「208 T16」という名を与えられる。
「T16」の称号は、ラリーファンには言わずもがな。かつてグループBでミッドシップエンジン+4WDというコンセプトを実現し猛威を振るった205 T16、そしてダカールラリーで205の後を受け活躍した405 T16の後継であるという、なによりの証と言っていい。
205 T16、306キットカー、206WRC、207S2000と続いてきたラリーの系譜は、208 T16に引き継がれることとなる。
登場当初からレインボーカラーをまとうなど、プジョー本体のやる気は十分。205、405と同じく歴史にその名を残す名車となれるか、注目が集まる。