2019年11月に日本でのWRC開催を目指す「WRC日本ラウンド招致準備委員会」は、1月30日に愛知県、岐阜県の両県にまたがる開催エリアの地元自治体に対する説明会を実施した。
資料によれば日本ラウンドの名称は「ラリー・オブ・ジャパン(仮称)」。既報のとおり、JAF公認クラブであるTMSC(トヨタ・モータースポーツ・クラブ)が主催・運営する。
※初出時、JAF登録クラブの格式を誤っておりました。お詫びして修正いたします。
開催場所は、愛知県と岐阜県をまたぐエリアで、ルート上の主な自治体には、名古屋市、恵那市、岡崎市、新城市、豊田市、長久手市、中津川市、設楽町などを検討しているという。WRCの開催には、地元行政、警察、消防、そして地元住民の理解と協力が必要となる。本日行われた説明会では、大会概要とともに地域への経済効果も示しながら、各自治体へ協力を要請した模様だ。
※写真は、サービスパークやイベント会場としての使用が想定されている愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)
今後の手続きが順調に進めば、JAFラリー部会の審査を受け、これをクリアすればFIAへの2019年度カレンダー申請が実現するとしている。さらに、今年11月にはリハーサルイベントを開催し、2019年11月に開催実現という青写真を描く。
2010年に行われたWRC『ラリージャパン』から8年。日本ラウンド復活に向けた具体的な動きが見えてきた。