2018年全日本ラリー選手権開幕戦「Rally of Tsumagoi」は、2月2日(金)に5カ所のスペシャルステージを走行し、鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)が、柳澤宏至/加勢直毅(スバルWRX STI)に10.7秒差をつけて、初日トップに立った。序盤リードした新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)はSS3でミッショントラブルにより、ラリー続行を諦めレグ離脱している。
新井のリタイア後、トップに立った鎌田は滑りやすい難しいコンディションでも安定したペースを披露。「最初はコンディションが難しかったこともあって、抑え過ぎてしまいました。SS3で新井選手がリタイアしてしまったのは、本当に残念でしたが、その後は淡々と落ち着いて走ることができました。今日の時点でアドバンテージが10秒くらいあるので、このままの調子で行けたらと思っています」と、笑顔を見せた。
2番手につけるのは、久々に4駆ターボ車両での参戦となった柳澤。「実はスノーラリーに参戦するのも、2003年以来になります(笑)。今日、しっかり走りきったことで、クルマやラリーにもだいぶ慣れてきました。でも、この手のラリーはトラブルやアクシデントがいつ起こるか分かりませんし、まずはしっかり走りきれるように頑張りたいと思います」と、慎重に言葉を選んだ。
24.7秒差の3番手は福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX)、30.4秒差の4位には竹内源樹/松本優一(スバルWRX STI)組がつけている。
ラリーオブ嬬恋 全日本ラリー選手権JN-6クラス レグ1A終了時点
1 鎌田卓麻/市野 諮 スバルWRX STI 16:02.3
2 柳澤宏至/加勢直毅 スバルWRX STI +10.7
3 福永 修/齊田美早子 三菱ランサーエボリューション +24.7
4 竹内源樹/松本優一 スバルWRX STI +30.4
5 草間一朝/山本磨美 スバルWRX STI +54.1
6 堀田 信/河西晴雄 三菱ランサーエボリューション +1:25.5