カナダがWRCカレンダー入りを目指して5年スパンの計画を策定したことを発表した。wrc.comが伝え、カナダラリー選手権もFacebookの公式ページでこれを認めた。
ラリープロモーターアソシエーション・オブ・カナダ(RPAC)は2月8日、1979年以来となるWRCのカナダ戦開催を目指して、5年間計画を立ち上げた。
「この考えは、2011年から持ち始めていた」と創立ディレクターのキース・モリソンはコメント。
「最近になって事態がまとまり始め、このアイディアを実現するために本腰を入れる時だと考えた」
アソシエーションは、カナダのラリー公認組織であるカナディアン・アソシエーション・オブ・ラリースポーツ(CARS)のサポートを受けてイベント組織を創立するための初期調査を行う予定だという。
「来年は幅広いオフィシャルやパートナー候補とのミーティングを行い、組織が機能できるようにしていく。どこからイベントのサポートが受けられるかが分かったら、詳細を煮詰め始めることができる」とモリソン。
CARS総裁のジョン・ホールは、組織を支持することを誓約した。
「WRCイベントは大仕事。成功させられるチャンスがあるなら、しっかりとアイディアをまとめ、万全の準備を行い、国を挙げての支持を得なくてはならない」とホール。
「RPACにはWRCイベントをカナダに持ってくるための正しいアプローチを理解した適切なスタッフがいると、心から信じている」
カナダではこれまでに4回、WRCが開催されている。1974年のラリーオブリデューレイクスではサンドロ・ムナーリが優勝。1977〜1979年のクリテリウム・ケベックはティモ・サロネン、ワルター・ロール、ビヨルン・ワルデガルドが制している。