2月18日(日)、WRCラリースウェーデンがフィニッシュを迎え、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムで育成中の勝田貴元が、並み居る北欧出身のライバルたちを抑え切り、WRC2部門優勝を達成した。プログラム始まって以来の大きな成果に、トヨタ自動車社長 豊田章男氏がコメントを発表した。以下、その全文を紹介する。
勝田貴元選手、ラリー・スウェーデンWRC2クラス優勝おめでとう!
18年振りのWRC復帰を決めた時、先ず思い浮かべたのはトヨタのクルマがWRCの道で走る姿でした。
そして、次に心に浮かんだのは、やはり、そのシートに日本人のドライバーとコ・ドライバーが乗っていてほしい…そんな想いでした。
その姿を実現できれば、きっと日本でもラリーという素晴らしい競技・文化に共感してくれる人々がもっと増えると思ったからです。
その想いで始めたのがWRCで活躍するラリーストを育成するプログラムであるTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラムでした。
その挑戦が始まり2年…
「日本人が日本車で戦うWRC」という私の夢に、勝田選手は、その偉業で大きな可能性を示してくれました。
このことが本当に嬉しい!
同じくチャレンジプログラムで共に挑戦している新井大輝選手も、コ・ドライバーとしてWRC参戦を目指す足立さやか選手もスウェーデンの地でステージトップのタイムを出す走りを見せてくれました。
今回の、みんなの頑張りによって私モリゾウと同じ夢を見る人が日本に増えたと思います。勝田選手、新井選手、足立選手これからも3人で切磋琢磨し日本のみんなの夢をも背負って世界レベルのラリーストという3人の夢を目指していってください。
これからも応援しています。
3選手と共に走ってくれたサルミネン選手、マクニール選手、ニカラ選手もありがとう! これからも3人をよろしくお願いします。