FIAの新規定車両、R5に適合するマシンで現在開発を表明しているのは、フォードととプジョー。今季、プジョースポールからERC8戦の参戦がアナウンスされたばかりのクレイグ・ブリーンが南フランスで4日間のテストを行った。
ERCでは当面、プジョー207 S2000で参戦するブリーンは、208 Type R5の感触として「ハンドリングがとてもいいし、最大の武器はブレーキとギアボックスだと思う。テストでは難しいコンディションだったけど、ブレーキのパフォーマンスは最高で、とても自信を持てた。ギアボックスも使いやすく、ギアシフトも申し分ない。エンジンも気に入ったね。トルクがすごいよ。走り度にマシンがよくなっていく感じがして、かなりエキサイティングなテストになったよ」
プジョースポールのテクニカルマネージャー、アレクシス・エブリルは「12月のテストでは(この時はブライアン・ブフィエがドライブ)、基本的にシェイクダウンだったが、今回はもっと本格的な開発作業を行った。この先の方針を明確にすることができたよ。変わりやすい天気だったが、かなりの距離を走り込んだし、新しい手法も模索し始めている」
プジョースポールは、3月にも208 Type R5の受注を開始するとしている。ERCへの投入はシーズン後半となる見込み。