WRCメキシコにシトロエン・レーシングからエントリーするセバスチャン・ローブが、C3 WRCのグラベルテストに参加。チームがサスペンションに施した改良に満足していると語った。
2004‐2012年の間、9年連続でWRCタイトルを獲得したローブは、2月26日に44歳の誕生日を迎えた。今季は3回のWRC参戦が予定されており、その緒戦が3月9日に開幕するラリーメキシコとなる。先週は、スペインのアルメリア周辺のグラベルコースで2日間のテストに参加。グラベルコースでC3 WRCをドライブするのは、昨年の9月以来となるが、この間に投入された開発を賞賛したという。
「前回のテストより、今回の方がマシンの中にいるフィーリングがいい」とローブはwrc.comに語った。
「サスペンションとジオメトリーに施された改良で、自分の自信がより高まる。これは、自分が必要としていたこと。前行型のWRカーと比較すると、もちろんエンジンは強くなっているし、マシンのバランスもいい。気に入ったよ。すべて順調だ」
このテストでは、まずクリス・ミークがC3 WRCをドライブした後、ローブに替わったが、セットアップには大きな変更は行わなかった。
「エンジニアが提案したことをいくつか試し、最終的にマシンは他のドライバーが使ったセッティングと大きな違いは見せなかった」とローブは説明する。
「ディファレンシャルとサスペンションを少し調整したが、それ以外は自分自身をマシンに合わせるように努めた」
「テストの2日間はとてもいい内容で、大きな問題はなかった。マシンは速さを感じたし、ドライブしやすかったので、いい感じだ」
シトロエン・レーシングは、ローブのテストの模様を収めた動画を公開している。