1月16日にスタートした2013年WRC開幕戦のラリーモンテカルロ。既報のとおりSS1ではフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエがトップタイムをたたき出したが、9年連続王者のセバスチャン・ローブがSS2、3、4と残りのSSすべてでベストタイムを刻み、貫録の首位でデイ1を終えている。
この日は37.10kmのSS1/3と30.60kmのSS2/4という2本のSSを2周する構成。計135.40kmが戦いの舞台となる。
4SSを終えたセバスチャン・ローブは「最後のステージは非常にトリッキーだった、確かに雪は掃けていたけれど、若干凍っているところもあったね。ひとまずこの順位で終われることが出来てよかったと思う」を余裕さえ感じさせるコメント。
また、初陣となったフォルクスワーゲン勢はSS1でトップをたたき出したオジエが総合2番手。ラトバラは総合10番手まで順位を落とすも総合5番手まで挽回している。
総合2番手のオジエは「ローブは追いかけていないよ。とりあえず今は完走することが第一だからね。マシンは全然問題ない。無理もしていないけど、ベストを尽くすよ」と表情も明るい。一方のラトバラは「右前輪がパンクした状態で5kmほど走ったため、30秒くらいはロスしてしまった。フィーリングは非常にいいけれど、非常にタフな1日だったね」と初日を振り返った。
フォード勢ではカタール・ワールドラリーチームのティエリー・ヌービルがSS4でコースアウト。左全輪にダメージを受けてしまい、再出走はしない模様だ。
デイ1を終えて首位はローブ。2番手にオジエ、3番手はシトロエンのミッコ・ヒルボネン、4番手に同じくシトロエンのダニ・ソルド、5番手ラトバラ、6番手にMスポーツのエフゲニー・ノビコフという上位オーダーとなっている。