第6ステージ アリカ〜カラマ
リエゾン:331km/SS:438km
ダカールラリーはチリ・アタカマ砂漠へ。粒子の細かい砂がチャレンジャーたちの行く手を阻み、ステージの一部では3000m級の高地となる。
4輪部門は、MINIオール4レーシングのステファン・ペテランセルが首位をキープ。総合2番手のナッサー・アル‐アティヤがステージベストタイムを出し、ふたりの差はわずか1分18秒と、まるでスプリントラリーの様相を呈している。
「万事問題ない。高地でエンジンパワーは落ちているね。明日はすこし苦戦するルートかもしれないが、ロスしたところで数分ですむだろう」とアル‐アティヤ。
アル‐アティヤのチームメイトであるカルロス・サインツはエンジン破損によりここでラリーを諦めることとなった。
「何が起きたのかよく分からない。警告灯の類も点かず、いきなり壊れてしまったんだ。まあ新しいクルマだし、何が起きても不思議じゃない。ただ、マシンコンセプトは間違っていなかったと思っている。事実ナッサーが優勝を争っているからね。来年も乗るかどうかは分からないけれど、この経験を先々に活かしていきたい」とサインツ。
市販車部門はジャビア・フォッジがクラス首位となる総合27番手。チームランドクルーザー・トヨタオートボデー2号車のニコラ・ジボン/三浦昂は現時点で総合32番手。
また、改造車部門に移行した1号車の三橋淳/アラン・ゲネックはトラブルの報告はないもののまだステージ走行中の模様。
カミオンクラス、日野チームスガワラ2号車の菅原照仁は現時点でクラス総合順位を19番手まで上げている。1号車の義正はまだ走行中のようだ。