新井大輝は今シーズン2度目のWRCイベントとして、WRC2が併催されるWRC第4戦ツール・ド・コルスに参戦する。コルシカ初挑戦となる新井だが、ある人物からアドバイスをもらってきたという。
「今回が初めてコルシカのステージを走ったんですが、『コルシカ島の道は日本に似てる』と言われたのに、全然似てなかったです(笑)。これは父(新井敏弘)に言われたんですけどね(笑)。とにかくコーナーが多いのと、グリップが刻一刻と変化することに驚きました。インカットが多いので、本番の走行では前走者が泥を出したりすると、かなり大変なコンディションになりそうです」
レッキを終えた新井は、今回の目標として“クリーンラン(ミスのない走り)”を挙げた。
「このイベントの前に参戦したイタリア選手権のラリー・イル・チョッコも含めて、いい準備ができたと思います。あとはいかにミスなくラリーを走り切れるかですね。ロングステージに関しては、どのドライバーもブレーキが絶対に厳しくなってくると思います。そこをどうやってマネージメントするかが鍵になるでしょう。とにかくミスのない、クリーンランを心がけて走ります」