WRCへの公式参戦撤退を表明したMINIだが、実質的なマシン製作を担ってきたプロドライブは、選手権参戦を目指して依然として奔走中のようだ。
2013年開幕戦のモンテカルロへの参戦は断念したプロドライブだが、2月のラリースウェーデンをMINIジョン・クーパーワークスWRCの今季緒戦とすることを目指している。
「スウェーデン参戦は現実的に可能だと思っているし、マシンにも好タイムを出せる素質がある手応えを感じている」とプロドライブのリチャード・テイラー。「ターマックでいい走りをしているマシンは基本的に、どんな道でもいい走りができる。特に、昨年のスウェーデンで露見した部分もアップグレードしているしね」
2月7−10日に開催されるラリースウェーデン以降に関しては、できる限り多くの参戦をしたいとテイラーは語る。
「とにかく、資金的な部分をクリアしなくてはならない」とテイラー。「MINIからは資金援助はないが、交渉中のドライバーに持参金を求めているし、マシンと相性が良く勝てるチャンスが高いラリーに関して、資金パートナーを得る交渉も続けている」