ラリーアルゼンチン、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント。波乱の展開、明暗が分かれたクルー陣。昨年覇者のティエリー・ヌービルは順位を2位に上げたが、絶好調のオィット・タナックにお手上げ状態。最終日はイベント最難関のステージも控えていることから、ポジションキープを宣言した。
(カッコ内は順位の前日比)
[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC
■オィット・タナック/総合首位(=)
■エサペッカ・ラッピ/総合6位(↑)
[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC
■ティエリー・ヌービル/総合2位(↑)
「総合2位に上がれてうれしい。今日は、完全集中で行かなくてはならなかった。序盤は霧が出ていたので少しタイムをロスしたが、できる限りプッシュした。午後はソフトタイヤだったので、パンクのリスクを避けるために慎重に行かなくてはならなかった。もっと攻めることはできたが、不必要でもあった。オットは大差をつけているので、明日のターゲットは2位をキープして、両選手権で獲得できるポイントを最大限までに広げることだ」
■ダニ・ソルド/総合3位(↑)
■アンドレアス・ミケルセン/総合5位(↑)
「金曜日のトラブルがあったので、今日はとにかく順位を上げることに務めた。実際、トップ5に戻ることができたので、今日の最初の順位を考えればまずまずの結果。今日は、マシンの安定感をもう少し上げるために少し変更を行ったが、とても効果があった。4位にいるセブ(オジエ)とはあまり離れていないが、とにかく丁寧な走りを心がけているので、明日結果がどうなるか楽しみだ」
[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC
■セバスチャン・オジエ/総合4位(↑)
■エルフィン・エバンス/総合7位(↑)
「今日もタフな一日だったし、クリーンなステージでもまだ苦戦している。霧では差をつけることができた。ハードにプッシュして、かなりいいタイムをマークできたが、それでもまだ自分の答えは見つかっていないような感じがしている」
■テーム・スニネン/総合9位(↑)
「今日は走行順が2番目だったので、たくさん砂利を掃かなくてはならなかった。最後のステージでのタイムは少し残念だったが、これも修業の一環だ。明日は、全く違うタイプのステージを経験することになり、かなり速度が低く狭い。まだ宿題が残っているが、できれば次はもっといい走りがしたいね」
[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC
■クリス・ミーク/総合8位(↓)
■カリッド・アルカシミ/総合14位(↑)
■クレイグ・ブリーン/日中サービスでラリーリタイア
「クレスト明けの右コーナーで、曲げるのが早過ぎてしまった。ディッチにヒットしたと分かったので、ステアリングを切って避けようと思ったが、少な過ぎたし遅過ぎた。着地した時に跳ね飛ばされて転がった。チームには本当に申し訳なく思う。もともと経験が少ないこのイベントをこれ以上走ることができなくなってしまって、悔しくもある。でも、場所によっては間違いなく速さを見せられたので、ポルトガルではより強くなって戻ってくる」