今季のFIAチャンピオンを表彰するFIAガラが12月7日、トルコのイスタンブールで行われ、WRC9連覇を果たしたセバスチャン・ローブ、ダニエル・エレナが出席。9度目のWRCタイトルを授与された。
今季のWRCに設定されたのは13戦。グラベル戦では予選を行い出走順を公平に決める新しいシステムも導入された。ローブ/エレナ組は、8戦で勝利を収め、ローブの故郷で行われたフランス戦で9度目のタイトルを決めた。
今季限りでフル参戦から退くことを決めたローブは9度目のWRCトロフィーを手にしながら「本当に感慨深いよ。最高のストーリーがこれで終わるんだからね」と心境を語った。
「ダニエルと僕は、共にラリーを戦い、数々の勝利やタイトルを獲得したチームと、本当に素晴らしい時間を過ごしてきた。フル参戦を止める決断を下すのは簡単なことではないが、これでひとつの時代が終わり、次に進む時なんだと感じた。シトロエンと、また新たなチャレンジに挑むのだし、新しい冒険と、このチームでまた勝利を目指していくことを楽しみにしている。このトロフィーは、共にこのストーリーを作ってきたシトロエン・レーシングのスタッフ全員のものだ」