前哨戦であるポルトガル国内選手権のモルタグアで優勝を飾り、いい流れで“本番”WRCラリー・ポルトガルを迎えたTGRチャレンジプログラムの新井大輝は、トラブルフリーを願ってラリーに臨む。
「モルタグアではトラブルがなくて、すごくリラックスしていいタイムが出て勝つことができました」
「今回のWRCでもクリーンなラリーで行きたいです。トラブルが出るとどうしても走りながら色々と考えてしまうので。ただ、トラブルが出てもしっかり走りきって、次のサルディニアにつなげることが大事かなと思っています。荒れるラリーになると思うので、まずはサバイバルできるようにそれほどプッシュしないつもりです」
「去年とほどんどステージは同じですが、ペースノートは少しラインを細かく記入するように変えました。ドライビングも元々のスムーズであまり横を向けない走りにしています。ここまで色々と試して、一周回って元に戻った感じですね。モルタグアではそれでいいタイムがポンと出ました。クルマもいいフィーリングなので、あとはトラブルフリーを祈るだけです」
新井はその言葉どおり、SS1をWRC2部門15番手タイム(総合30位)で慎重にスタートした。