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WRCポルトガル:選手権リーダーのオジエがSS5でクラッシュ、リタイア続出の波乱の展開

©M-SPORT / @World

WRCスペインは5月18日、本格的な競技となるデイ2の走行が行われた。午前のループでは、オィット・タナック、ヤリ‐マティ・ラトバラが戦線離脱したほか、2ループ目の最初のステージ、SS5のビアナ・ド・カステロ(26.73km)では、選手権リーダーのセバスチャン・オジエがクラッシュする波乱の展開となっている。

選手権リーダーのため、この日は先頭走行でサンディなグラベル掃きを強いられながらも、午前のループで4番手とまずまずの順位につけていたオジエ。首位のダニ・ソルドとの差も、7.3秒と最小限に抑えていた。しかし、このステージの17km地点でオジエのフォード・フィエスタWRCは左コーナーでコースを外れ、木にヒット。コ・ドライバーのジュリアン・イングラシアは、ただちに、コース手前に三角停止板を配置し、走行しない意思を示した。

SS5のフィニッシュでは、タイヤチョイスが話題となった。一部はミシュランのソフトコンパウンドを選択する一方で、ハードを選択、さらにはソフトとハードをミックスするなど、クルーにより判断が分かれた。ステージ上にはルーズな石が道に散乱し、予想以上にラフなコンディションとなっており、ソフトを選んだソルドは「タイヤが破壊された」と後悔しきり。

ラリーはこの後も波乱が続き、オジエがリタイアした時点で総合2位に上がっていたヘイデン・パッドンは、SS7の2.4km地点でアクシデント。パッドンは検査のため病院に搬送された模様だ。さらに、このステージではアンドレアス・ミケルセンもステージ上でストップ。エルフィン・エバンスのインカー映像には、i20クーペWRCをがステージ脇に停めたミケルセンが、ボンネットの中を覗く姿が映し出された。



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