2018年全日本ラリー選手権第4戦「Sammy久万高原ラリー」は、5月19日(土曜日)に6カ所のスペシャルステージを走行し、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)に18.2秒差をつけて、初日トップに立った。
今シーズンここまで勝利のなかった新井が、この日行われた6SS中3つのステージでベストタイムを刻み、2位以下を大きくリードした。「しっかりリードを維持することができました。午後は路面コンディションがかなり悪かったので、少しペースを抑えました。最初のループは石がゴロゴロしていてそれを避ければよかったのですが、午後のループは轍ができていて、その中に石があると避けるのが難しいんです。SS3で発生したブレーキトラブルは、昼のサービスで直したので問題ありません」と、新井は久々の快走に笑顔を見せた。
序盤、2番手につけていた柳澤宏至/加勢直毅(スバルWRX STI)はSS4でパンクし、代わって奴田原が2番手に浮上。「もう少しタイムが上がってほしいですね。色々と試しているんですが、あともう少し足りない。路面がかなり荒れていたので、僕も何度か落ちそうになりました」と、奴田原はトップとのタイム差に納得のいかない様子。
27.8秒差の3番手は勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)、柳澤は44.8秒差の4位で続く。
明日のデイ2に設定されているSSは6カ所、28.14km。オープニングのSS7は9:13スタート予定となっている。
久万高原ラリー SS6終了時点の結果
1. 新井敏弘/田中直哉 スバルWRX STI JN-6 40:07.8
2. 奴田原文雄/佐藤忠宜 三菱ランサーエボリューションX JN-6 +18.2
3. 勝田範彦/石田裕一 スバルWRX STI JN-6 +27.0
4. 柳澤宏至/加勢直毅 スバルWRX STI JN-6 +44.8
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8. 曽根崇仁/澤田耕一 トヨタ86 JN-4 +4:43.0
9. 天野智之/井上裕紀子 トヨタ・ヴィッツ JN-3 +4:58.6
10. 古川寛/廣田 幸子 スズキ・スイフトスポーツ JN-1 +5:35.5
13. 小濱勇希/草加浩平 シトロエンDS3 R3T-MAX JN-5 +5:55.0
27. 戸塚和幸/北村飛翔 スバルBRZ JN-2 +7:02.2