ラリー・ド・エスパーニャでヤルコ・ニカラのWRカーデビューを資金援助したプロドライブが、総合5位というその結果を受け、来季MINIで走ってほしいと望んでいる。
フィンランド人のヤルコ・ニカラは、プロドライブが走らせるMINIジョン・クーパー・ワークスWRCのドライブで強烈な印象を植え付けた。なにしろ、彼は事前にフリープラクティスのわずか50kmしか走れなかったのに、総合5位に入賞している。
「ヤルコには本当に驚いた」とプロドライブチーム代表のデイブ・ウィルコック。「そして、我々は彼に再び我々のもとに戻ってきてドライブしてほしいと思っている。彼がクルマに乗ったのが、50kmのテストトラックを激しく攻めただけだったことを考えると、さらに驚くべきことだ。少なくともあと6戦+αはその走りを見てみたい」
今季、IRCで新井敏弘とともにスバル・インプレッサWRX STI R4をドライブし、新井も認めるほどの速さを見せつけるなど、評価が高まっているニカラ。プロドライブチームとしても、2013年に彼にWRCを走ってほしいと望んでいる。
来シーズン、WRCで走るためのスポンサーを探しているニカラ。「デイ1ではパンクにより停車してタイヤを交換しなければならなかったが、それは別として、もちろんすばらしいイベントだった。私はWRC戻ってきたいし、もっと走りたい」