2012年WRCの最終戦スペインは、セバスチャン・ローブ(シトロエン)が総合優勝。
2位はヤリ‐マティ・ラトバラ(フォード)、3位はミッコ・ヒルボネン(シトロエン)というオーダー。
最終日をトップで迎えたローブ。2番手ラトバラとの差は最終的に7.0秒まで縮まったものの、いつもどおりスキのないドライビングでトップをキープし、通算76勝目でフル参戦最終シーズンを有終の美で飾った。
前日4番手を走っていたオィット・タナック(フォード)はSS14でマッズ・オストベルグ(フォード)にかわされたうえSS16でリタイア。4番手に浮上したオストベルグは3番手ヒルボネンとの差を一時7.2秒差まで詰めたものの、最終的には追い切れず4位のままフィニッシュ。
リタイアしたタナックに代わり下から這い上がってきたのは、前日9番手のヤルコ・ニカラ(MINI)。プロドライブの2台目を駆るニカラは最終的に5位フィニッシュ。6位にはフォード・フィエスタS2000を駆るクレイグ・ブリーンが入った。