フォルクスワーゲン、I.D. Rパイクスピークのコンセプトを示した動画を公開 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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フォルクスワーゲン、I.D. Rパイクスピークのコンセプトを示した動画を公開

©nVolkswage

フォルクスワーゲン・モータースポーツは、今年のパイクスピーク・インターナショナルヒルクライムに投入するオール電力のマシン、I.D. Rパイクスピークのコンセプトを示す動画を公開した。

テクニカルアドバイザーで、F1に豊富な経験を持つウィリー・ランプは「I.D. Rパイクスピークは、実際に組み立てに入る前に、コンピューターを使って構造の様々な部分を分析した。複数のテスト車両を作成する時間がないことは明白だったので、最初のトライから正しい方向に進む必要があった。コンピューターでの分析は大いに役立った」

トライアルでは、パフォーマンスと重量のバランスを見いだすことに集中された。従来の燃料エンジンを搭載したレーシングマシンに比べ、I.D. Rパイクスピークのような電気自動車では、それぞれの要素による変化が大きい。パフォーマンスを上げるためには、重いバッテリーが必要になるのは常。しかし、とりわけヒルクライム競技では重量は1gでも軽くしたい。標高2862mからスタートし、4302mでフィニッシュを迎えるコースでは、標高差にも対応しなければならない上に、その間、いくつものヘアピンコーナーをクリアしなくてはならないため、ブレーキングとコーナー出口で加速する際に、重いマシンでは不利になってしまうからだ。

このため、フォルクスワーゲン・モータースポーツのエンジニアがI.D. Rパイクスピークの開発に向けて立てた戦略は「できる限り軽く、かつ非常にハイレベルなパフォーマンスを維持する」ことだったという。

結果、誕生したI.D. Rパイクスピークの総重量は、ドライバーを含め1100kg以下に抑えられている。一方で、パフォーマンスを高めるために、バッテリーはシステムパフォーマンスを500kW(680ps)に制限することで、重量を削減した。

フォルクスワーゲンが公開した、I.D. Rパイクスピークの軽量デザインのコンセプトを明らかにする動画はこちら。
https://youtu.be/q8QLHu5D6TA?t=19



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