世界RX英国戦:クリストファーソンが今季3勝目、ローブは選手権2位に浮上 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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世界RX英国戦:クリストファーソンが今季3勝目、ローブは選手権2位に浮上

©FIAWorldrallycross.com

世界ラリークロス選手権第4戦英国戦は、5月27日にシルバーストンサーキットでファイナルの走行が行われ、昨年王者のヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR)が今季3勝目を飾った。クリストファーソンは、Q4終了時点でも総合トップに立ったほか、セミファイナルでもトップ通過を果たし、最大ポイントを獲得して選手権首位の座を堅守した。ファイナル2位はアンドレアス・バックラッド(アウディS1)、3位に入ったセバスチャン・ローブ(プジョー208)はドライバーズ選手権の2位に浮上している。

クリストファーソンがファイナルまで安定した強さを見せた一方で、チームメイトのペター・ソルベルグはセミファイナルでリタイアを喫した。しかし、Q2時点ではトップに立っており、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンは、チームズ選手権でのリードも広げることに成功した。

「ファイナルでは、スタートラインのグリップがすごく高かったので、クラッチを滑らせなくてはならなかったが、いい形で滑り出せた」とクリストファーソン。
「そこからは、とにかくできる限り速く走ろうとがんばった。アンドレアス(バックラッド)がずっと後ろについていた。彼はセミファイナルからリズムに乗ってきていたので、ファイナルは本当に速かった。ミスしやすいコースだったので、とにかく堅実なアプローチを維持し、後半3ラップはベストのラップを目指し、ジョーカーラップを最初に抜け出した。最高だよ」

バックラッドは、EKSのチームメイトで2016年王者のマティアス・エクストロームを最終ラップの第1コーナーでかわし、2位でフィニッシュした。
「素晴らしい気分だよ。マシンは今季、安定して調子がいいので、自分が新しいマシンに慣れるのに少し時間がかかっただけ」とバックラッド。
「これで、地元のノルウェー戦、スウェーデン戦に自信を持って臨める。選手権の残りのイベントのコースには慣れている。今回のスピードマシンは素晴らしいイベントで、ファンのみなさんも心から楽しめたと思う。この週末は、新しい出会いがたくさんあった。みんな、ラリークロスを思い切り楽しんでいたよ」

前戦ベルギーのメテを制しているローブは、これで今季は開幕から4戦連続でポディウムに上がったことになる。そのローブも、ファイナルでエクストロームをパスした。
「とてもいいファイナルになったと思う。スタートが本当に悪かったので、6ラップの間、それを挽回するのに手こずった。最初のコーナーでは6番手だったので、他のマシンを抜かす方法を見つけなくてはならなかった」とローブ。
「ジョーカーラップのタイミングがバッチリだったので、ハードにプッシュすることができた。それからマティアスがジョーカーに入った時にその後ろについたので、最初の数コーナーでインからブレーキをかけることができた。いい走りだった。すごくうれしいよ。今年は選手権争いがとてもエキサイティングになっている。ワークス支援を受ける3マニュファクチャラー、6人のドライバーのバトルになって、誰が勝つのかまったく分からない。本当に楽しいよ」

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ファイナルのスタートで最も早く反応したドライバーに贈られるモンスターエナジー・スーパーチャージ賞を獲得したのはエクストロームだったが、ファイナルは4位フィニッシュとなった。 GRXタネコのニクラス・グロンホルムが5位、元ヨーロッパチャンピオンでチーム・プジョー・トタルのケビン・ハンセンは、最終ラップでトラブルが発生しスローダウン、6位フィニッシュとなった。

今回の英国戦は、世界RX史上初めてシルバーストンで開催。スピードマシン・フェスティバルと称して、飲食ブース、音楽ライブなど様々な企画を盛り込まれたこのイベントには、週末を通して2万7250人の観客を集めた。

世界RX英国戦 ファイナル結果
1. J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR) 4:00.899
2. A.バックラッド(アウディS1) 4:01.758
3. S.ローブ(プジョー208) 4:02.245
4. M.エクストローム(アウディS1) 4:02.848
5. N.グロンホルム(ヒュンダイi20) 4:04.731
6. K.ハンセン(プジョー208) 4:30.882



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