米国ラリーアソシエーション(ARA)シリーズに参戦中のスバル・ラリーチームUSAは今週末、第3戦サスケハノックトレイルパフォーマンスラリー (STPR、グラベル) を迎える。6月1‐2日、米国ペンシルバニア州ウェルスボローを拠点に開催されるこのイベントには、昨年覇者のデビッド・ヒギンズとともに、クリス・アトキンソンをスバルWRX STIのセカンドカードライバーに起用する。
前週、英国シルバーストン・サーキットで開催されたアメリカズ・ラリークロス選手権(ARX)の開幕戦から、ペンシルバニア州に直行したアトキンソン。米国のSSラリーに参戦するのは、4月のオレゴントレイルラリーに続いての2度目となる。しかし、今回のSTPRの参戦はもちろん初めて。さらに、STPRではレッキの走行が2回行えないために、ペースノート作成が大きな試練となりそうだ。
「STPRは、タフなラリーとなりそうだ。自分にはプレッシャーはないので、またラリーマシンに乗ることが楽しみだし、純粋にラリーをエンジョイしたいと思っている」とアトキンソン。
「レッキは1回しか走行できず、このイベントの道はまったく分からないので、いい経験になると思う。前回のラリー(オレゴントレイルラリー)では、終盤にいいリズムがつかめたので、ペースを出していきたい。もしあのペースがまた出せれば、いいラリーができるはずだ」
一方、ヒギンズはSTPR参戦に豊富な経験を誇るが、今回は新設ステージが設定される他、走行順によってはダスティなコンディションが不利となる。
STPRには計15SSが設定され、うち4本がスーパーSSとなっている。