ERCアクロポリス:首位を堅守したマガリエスが今季初優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ERCアクロポリス:首位を堅守したマガリエスが今季初優勝

©ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

ヨーロッパラリー選手権(ERC)第3戦アクロポリスラリー(ギリシャ、グラベル)は競技最終日となった6月3日、レグ3に設定された2SSを2ループする4SS・81kmの走行が行われ、前日から大差をつけて首位に立っていたブルーノ・マガリエス(シュコダ・ファビアR5)がペースをコントロールしてポジションをキープ。今季初優勝を飾った。

1分以上のリードを築いてこの日をスタートしたマガリエス。SSは4本のみの設定だったが、ラリー序盤でライバル勢にアクシデントが続出しているだけに慎重なアプローチを選び、絶妙なペース配分で最終的に29.1秒差でのフィニッシュにまとめた。
「人生のうちでいつかは、という夢が叶った」と語るマガリエス。ワルター・ロール、カルロス・サインツ、コリン・マクレー、セバスチャン・ローブといったレジェンドが並ぶアクロポリスウイナーのリストに、名前を連ねることになる。
「アクロポリスのようなラリーで勝って歴代勝者に自分の名前が入ることは、この上なく最高。長年、自分を信じてくれたスポンサーのみなさんに感謝している」

ハンガリーチャンピオンのノルベルト・ヘルチグは、自己ベスト最高の2位、ポーランドの24歳の若手、フバート・パタシェクが3位でのフィニッシュを飾った。ヘルチグとパタシェクは、これがERCでの初ポディウムとなる。

ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

一方、前日、サスペンションとドライブシャフトを破損してレグリタイアを喫していた選手権リーダーのアレクセイ・ルキヤナク(フォード・フィエスタR5)は、レグ3単独のリザルトでは圧勝しレグポイントを獲得。選手権リードを維持している。

ERC2はチボール・エルディJr(三菱ランサーエボリューションX)、ERC3ではインド出身のアミラジット・ゴーシュ(フォード・フィエスタR2)がそれぞれ前日からのリードを守ってトップフィニッシュを飾った。ゴーシュは、ERC戦デビューでの部門優勝を達成した。

ERC / Gregory Lenormand / DPPI


ERC / Gregory Lenormand / DPPI

ERC第4戦キプロスラリーは6月15‐17日に開催される。

ERCアクロポリス 最終結果
1 B.マガリエス(シュコダ・ファビアR5) 3:02:09.4
2 N.ヘルチグ(シュコダ・ファビアR5) +29.1
3 H.パタシェク(シュコダ・ファビアR5) +1:37.2
4 E.ブライニルドセン(フォード・フィエスタR5) +2:35.2
5 S.ガラタリオティス(シュコダ・ファビアR5) +3:23.0
6 G.ライジフ(シュコダ・ファビアR5) +5:20.6



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