全日本ラリー最終戦となる新城ラリー(愛知県)の初日、イベントや出店ブースの集まる桜淵メイン会場では豪華ドライバー陣によるデモランが行なわれた。
ドライバーは総勢4名。1979年WRCドライバーズチャンピオンのビヨルン・ワルデガルド、2度のAPRCチャンピオンを獲得し現在は全日本ダートトライアルに出場する田口勝彦、2011年のパイクスピーク用マシンをドライブした“モンスター”田嶋伸博、そしてサプライズゲストのモリゾウこと豊田章男トヨタ社長がそれぞれステアリングを握った。
ワルデガルドは往年のグループB、セリカ・ツインカムターボTA64で出走。御歳68歳ながら、華麗なステアリング&アクセルワークでグラウンドを縦横無尽に駆け巡り、集まった観客たちを魅了した。
そして、この日最後のラリーショーにはなんとモリゾウが登場。4日の日曜日に開催されるTRDラリーチャレンジに出場することはすでにニュースとなっていたが、ひと足早くラリードライビングを披露した。繊細なマシンコントロールでドーナツターンもこなす姿に、ギャラリーからは大きな拍手が沸き起こった。