ラトバラ「さよならを言うのは簡単ではなかった」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ラトバラ「さよならを言うのは簡単ではなかった」

 

フォルクスワーゲン入りが決定したヤリ-マティ・ラトバラは、「将来、ポロR WRCをドライブできることになってとても幸せだよ」とコメントを発表した。

「フォルクスワーゲンチームからのアプローチで、このチャレンジを受け入れるように説得されたんだ。フォードにいた時間は私にとって非常に貴重だったし、過去数年間にわたって私をサポートしてくれたすべての人に感謝したい」

2008年に22歳でWRC最年少優勝記録を塗り替えたラトバラは、以後フォードワークスの一員として活躍。速さを持つ反面、リタイアや精神的な弱さから来る不調などもあった。そんななかでもWRCに参戦し続けることができたのは、フォード監督のマルコム・ウィルソンとフォードチームの人々の協力があったからこそだ。

「さよならを言うことは簡単なことではなかった。同時に、私は個人的な新しい始まりとしてそのチャレンジに臨んでいる。私は、私の大きな目的──フォルクスワーゲンでの世界チャンピオンのタイトル──に到達するためのもうひとつのステップとするためにこの決断を下した」

今季は第2戦スウェーデンと第10戦グレートブリテンで優勝も飾ったラトバラ。ターマックでの成長も著しく、ローブが第一線から退いた今、セバスチャン・オジエと並んでWRC最速ドライバーとして将来が期待されているドライバーでもある。そのオジエとラトバラがひとつのチームで戦うことで、来年のフォルクスワーゲンは、かなりの戦力アップとなりそうだ。



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