IRC第12戦ラリーサンレモは10月12-13日、イタリアのサンレモで行われ、フォードフィエスタRRCのジャンドミニコ・バッソ(フォード・フィエスタRRC)がスタートから首位を明け渡さない圧倒的な強さで今季2勝目をマークした。
44kmのロングステージも設定された今ラリーでバッソは、このSSを含む5SSでベストタイムをマーク。35.7秒差をつけて母国戦での勝利を飾った。
2位にはヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアS2000)が入り、今ラリーでクラッシュ、リタイアしたユホ・ハンニネン(シュコダ・ファビアS2000)をかわし、ドライバーズ選手権では2位に浮上。またシュコダは3度目のIRCマニュファクチャラーズタイトル獲得が確定した。
プロダクションカップでは、フェデリコ・ガスペレッティ(ルノー・メガーヌRS)が全SSでベストタイムをマークする圧勝。2WDカップはシモーネ・カンペデッリ(シトロエンDDS3 R3T)が制した。
また6月のタルガフローリオでコ・ドライバーのギャレス・ロバートを失ったクレイグ・ブリーン(pujo-207S2000)が熾烈な4位争いを展開したが、パンクで後退。最終的に6位でのフィニッシュとなったが、このパフォーマンスが評価されてコリン・マクレー・フラットアウト杯が贈られた。
IRC最終戦は11月2-4日に開催されるキプロス・ラリー(グラベル)。このイベントでは、通常の2倍のポイントが与えられる。