2018年全日本ラリー選手権第6戦「2018 Sammy ARKラリー・カムイ」は、6月30日(土曜日)に7カ所のスペシャルステージを走行し、鎌田卓麻/市野 諮(スバルWRX STI)が、2番手の新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)に5.1秒差をつけて初日トップに立った。
前戦モントレーでは新井と僅差のバトルを繰り広げながら、3位に終わった鎌田。今回は出走順のアドバンテージを活かし、4度のベストタイムを獲得してトップでラリーを折り返した。「午後は僅差の争いになりましたが、後半の2本はけっこうクルマが合っていましたし、5.1秒という差はだいたい予定どおりにいっているかなと思います。明日は勝負どころとなる20kmオーバーのSSがあるので、そこに向けて、舗装の走り方も考えていきたいと思います」と、鎌田は笑顔を見せた。
一方、選手権ランキングトップの新井は、ライン上の砂利掃除に苦しめられることになった。「あまり調子よくないね。狙ったようなタイムが出ない。ドライではタイヤが少し厳しいのかもしれない。明日も頑張るしかないね」と、肩をすくめる。
トップのふたりからは大きく遅れた14.7秒差の3番手は勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)、29.3秒差の4番手には奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が続いている。
2018 Sammy ARKラリー・カムイ SS7終了時点結果
1. 鎌田卓麻/市野諮 スバルWRX STI 37:11.7
2. 新井敏弘/田中直哉 スバルWRX STI +5.1
3. 勝田範彦/石田裕一 スバルWRX STI +14.7
4. 奴田原文雄/佐藤忠宜 三菱ランサーエボリューションX +29.3
5. 柳澤宏至/加勢直毅 スバルWRX STI +1:07.2
6. 寺川和紘/石川美代子 三菱ランサーエボリューションIX +2:15.6